ゼミの活動を効率的にするにはどうすればいい?──チーム運営に必要な基礎を学ぶ「チームワーク創造メソッド」

ゼミの活動を効率的にするにはどうすればいい?──チーム運営に必要な基礎を学ぶ「チームワーク創造メソッド」
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ベストチーム・オブ・ザ・イヤー実行委員会が、学生のために主催する「ビジネスチームワーク体験」プログラム。過去2回、高校生と、中学生に授業してまいりました。今回は、サイボウズ株式会社が大学生に行っている2日間の出張授業を取材してきました。

今回授業を受ける大学生は、法政大学社会学部メディア社会学科の藤代裕之研究室のゼミ生約25名です。2年生から4年生までの混成チーム5組に分かれ、“社会に出て求められるチームとは何か”について学びます。

学校でチームワークは学べない

まずはアイスブレイク。各チームで「好きなチーム」について話し合います。

大学生のみなさんは、“チーム”という言葉を聞いて、どんなチームをイメージするのでしょうか?

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いろいろな意見が挙がるなか、サイボウズ株式会社の椋田亜砂美さんは「グループとチームの違いは何だと思いますか?」と投げかけます。

これに対し、「確かに、スポーツは勝利することを目的として集まっているから、“サッカーグループ”とか“野球グループ”とは言いませんよね」と話し、「グループは、家族や地域社会といった『集団』のことを言いますが、『チーム』は、企業や部活動のような『目的を達成するための集団』のことを言います。」と定義について解説しました。

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では、次に“チームワークが良い”という状態について考えてみましょう。

良いチームワークだったと言えるのは、「思った以上に得たものが多かった」など、想定以上の結果が出た時です。つまり、「1+1=2、またはそれ以上」の成果が出たときのことを指します。

その後、今回のポイントとなる「チームワークを発揮するために必要なこと」を紹介しました。

役割分担をするために、お互いのことをもっと知ろう

次に、サイボウズ株式会社 青野 誠さんをファシリテーターに迎え、いよいよ今回の本プログラムのスタートです。

この2日間の目的は「ゼミ生の相互理解・チームワークの向上」と「自分達で議論をして問題を解決できるようになる」こと。

ワークを通じて、1日目は「チームワーク創造メソッド」と「モチベーション創造メソッド」、2日目は「問題解決メソッド」を学んでいきます。

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先ほど、チームとは「共通の目標(理想)を達成するために集まった複数のメンバー」のことであり、チームワークとは「チームのメンバーが目標(理想)を達成するために役割を分担し協同すること」であると学びました。

では、チームワークが良くなることで生まれる効果には、どんなものがあるでしょうか。

藤代ゼミで取り組んでいるオープンキャンパスプロジェクトを例に挙げながら、良いチームワークによって生まれる効果には、「効果・効率・満足・学習」の4つがあると説明しました。

1.効果…オープンキャンパスにたくさんの生徒が来る
2.効率…短時間、少人数で目標の来校者数を達成できる
3.満足…関わったメンバーが楽しい、一員になって良かったと思える
4.学習…メンバー自身が成長する、ノウハウが貯まる

さらに、チームワークを高めるためには、以下の5つのプロセスが必要だと説きます。

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こうしてチームワークについて学んだあとは、チームの中で役割分担をするために、お互いのことを知り合うワークを実施しました。

「チームメイトの強み、得意そうなこと、頼りになるところをできるだけ多く出してください。本人の意見はいりません」というお題のもと、3分間でチームのメンバーに対するイメージを付箋に書き出します。

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ひとりずつ発表してみると、「おもしろい・楽しそう・よくしゃべる」と言われる人がいれば、「根性がある・サバサバしてる・やる気がないときにモチベーションを上げてくれる」と言われる人もいたりして、自分のことを客観的に知りながら、お互いの個性を浮き彫りにすることができました。

次に、「自分の弱みをできるだけ多く書いてください。他人の意見はいりません」というお題にチャレンジ。3分間の制限時間が経ったら、チーム内で自分が書き出した弱みを共有します。「全然そんな風に見えないのに、弱みだと思ってたんだ!」と、相手の意外な一面が見えたりして、さらに理解は深まります。

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最後は、「自分の弱みを1つ選んでください。また、その自分の弱みを補完してくれそうな強みのタイプを複数書いてください」ということで、最も自分がなんとかしたいと思っている弱みと、それとは真逆なタイプを書き出します。

例えば、「思ったことがすぐ顔に出る」が自分の弱みだと思っている人なら、「フォローがうまい人・回りを和ませる人」といった具合です。これをひとりずつ発表し、自分がその強みを持っていると思ったら、名乗り出ます。こうすることで、自分の弱みを補完してくれる人を見つけることができるんですね。

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モチベーションを高めるには?

この日の最後は、チームワークに必要なプロセスの1つにある「モチベーション」について学びます。

「これまでモチベーションが高かったときはどんなときですか?」という問いに対し、学生さんからは「入学したばかりのとき」「褒められたとき」「アイデアが浮かんだとき」などの答えが挙がり、「逆に、低かったときは?」という投げかけには「中高一貫校の中3」「怒られたとき」「アイデアが出ないとき」といった声が出ました。

これを受け、青野さんは「モチベーションとは『理想を実現するためのやる気』を指し、モチベーションを高めるには、『強いやる気を引き起こす理想を作り出すこと』が重要」と説き、モチベーションを高めるための3点セットを紹介しました。

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加えて、モチベーションとテンションの違いについて、テンションは一過性であるのに対し、モチベーションは継続性があると解説。

最後に「自分のこと、学校(ゼミ)のことについて、それぞれ最低3つずつ、解決したい問題を考えてくる」という宿題が出されました。学生のみなさんは、どんな問題を抱えているのでしょうか?

2日目の模様は後編へ続きます。更新をお楽しみに!

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